東小田小学校をお借りして「通常練習会」を開催しました。選手10名の参加と、保護者の献身的な指導のおかげで、指導者は私のみのなか開催出来ました。ありがとうございました。次回は2月6日(日)小杉小です。今のところ開催予定ですが…
今回は新型コロナウイルス感染拡大を受けて今後の活動が危ぶまれる中ですが、感染防止対策をいままで以上にして開催しました。以下報告します。by組長
BADMINTON
昔の指導法VS令和の指導法
PartⅡ・Ⅲ
自分がバドミントンを始めたのが、大学1年生の年、昭和48年(1973年)でした。まもなく50年になります。自分が指導されてきたことや、若い時期、教員としてバドミントン部を率いて指導してきたことなどの昔の指導法と現在のジュニアクラブで指導していることを比べてみました。皆さんの部活動やクラブでの指導ではどのような指導(練習)をしていますか?
昔の指導法が全てダメという訳ではなく、今も変わらないこともあるとは思いますが、スポーツ医学の進歩や道具の進化はそれを越えるものがあります。そこを取り入れてこその「令和の指導法」だと考えています。
今回は午前:PartⅡとして「マナー編」、午後:PartⅢとして「スロートレーニング」を行いました。
PartⅡ:マナー編
その1:給水について
自分が大学生の時:
水を飲むことは「禁止」されていました。理由は「ばてるから」水を飲まないで耐えることが、試合や人生?で「忍耐力はで必ず役に立つ」ということだったのだと思います。根性論全盛も時代でした。大学2年の夏合宿時には口の中は乾ききり「つばさえも出ませんでした」そして救急車搬送!
今の時代の考えは:
私たちの身体の60%以上は水分でできています。運動をする人は、水分をたくさん含んだ筋肉が多くなるため、身体全体の水分が占める割合も多くなります。運動をすると筋肉で熱が発生します。その熱が体の内部にたまりすぎると、内臓機能を低下させてしまいます。そういうときに私たちの身体は汗をかいて、内部の熱を外に出しながら身体を元の状態に戻そうとします。
汗で失った水分の補給がとても重要なのです。水分補給の吸収スピードを加速させるのは、糖質と塩分が不可欠で、スポーツドリンクの登場となりました。
その2:食事について
自分が大学生の時:
給水も禁止されていた時代なので、練習中の食事などもってのほかでした。さぼっていると見なされていました。空腹のおなかを耐えて「根性」で乗り切りました。
今の時代の考えは:
補食の考えは「宿泊練習会」のゼリーやヨーグルトの配布。「通常練習会」ではお菓子券配布などで実施しています。練習前に食べれば、脳に栄養を補給(エネルギー)し、集中力を高め、練習後であれば、疲労回復を早めることができるとされています。消化のよいものを取りましょう。また、中学校顧問の現役時には、試合中の食事は「お弁当」ではなくて「おにぎり」などのこまめにとれるものを持参するように指示していました。選手には「ゼリー」と「カロリーメート」を必ず配布していました。食は勝利につながります!
その3:ウエアーについて
赴任した学校で:
1年しか在任できなかった学校もありました。夏の暑い体育館で練習したあと、生徒が着替えないで、その上にジャージを着て帰ろうとしていました。不衛生なのと、徐々に身体が冷えてきて健康にもよくありません。着替えのTシャツを持っていないのが原因でした。
また、冬の寒い体育館では、今と同じようにシャトルを打つ段階までに身体を暖めて短パンにすることと指導しました。問題は脱いだジャージ類の処理でした。脱ぎっぱなしでコートの近くに放ってありました。
聖ウルスラ学院に遠征したとき:
平成14年(2002年)春休みに聖ウルスラ学院にKJBCで遠征しました。全国一の学校はどんな練習・環境・指導法で部活動が行っているのかとても興味がありました。詳しくは本ブログ(←クリック)をみてください。そこでみたことの一つがウエアーの処理でした。きれいに舞台にたたんで置いてありました。見た目にもきれいだし、心が洗われた感じでした。今回みんなにたたんでもらいました。さてどちらが良いでしょうか?一目瞭然!!
さてどっち?! |
その4:シャトルについて
KJBCではつぎのように指導しています:
Ⅰ:使うシャトルの置き方
※基礎打ちや応用練習で使うシャトルは床に2個重ねて置きます。壊れてしまいノック球になった場合は寝かせてつないで置きます。遠くから投げてその場所に置くことは厳禁です。
※必ず手渡しで渡します。ラケットに乗せて渡したり、投げて渡すことはしません。パターン練習などの時は2個づつ選手が羽の部分を持って、指導者の手にコルク部分が入るように渡します。
ノックをする場合は指導者にもよりますが、10個~20個まとめて渡します。シャトルの方向を考えて渡すように指導します。
次回から各自バドノートを持参してください!
キャンパスノートようなB5サイズのノート(←クリック)を持ってきてください。
【方法】
B5版のノートに、毎日の練習記録を中心に大会や練習試合結果をまとめることや、自分の思っていることや、日頃悩んでいること、プレーでの疑問点などを自由に書かせました。毎週部活が休みの月曜日の翌日に必ず提出させて、できるだけその日の内に読んで赤字で感想を入れて返却します。
【効果】
その日の自分を書き残すことで、いつの日か振り返り、見つめ直すことができる。さらに、自分のプレーやチームの状態を考えることにもつながった。指導者の思いも書くことで選手に言葉と記録で指導が深まる。
【注意点】
内容をしっかりさせる指導をする。必ず書くこと(日付・練習内容・試合記録・反省・目標)を指示する。漢字を使うこと。最低半ページは書くこと。自分の考えを持つこと。必ず火曜日に提出する。指導者はその日の内に感想を書いて返却する。
その6:広報活動を充実させる
大会の報告をA4サイズやA3サイズの紙に画像を組み込んで作成してきました。
これも先輩に教わりました。大会結果がでたら新聞社に自ら売り込めと教わりました。活動の結果が記事になれば,生徒はもちろんのこと保護者、地域の方々などに喜んでいただけて、今後の活動の励みにもなると、お聞きしました。待ちの姿勢ではなく。そこで、自分は大会終了後出来るだけ次の日には「報告書」(以下の画像)を作成し,保護者と「OB会」に配布しました。大きな大会では「パネル」(A3サイズ)で配布しました。生徒の中に「写真係」を設けました。
また、タウンニュース社(←クリック)に原稿を売り込み、記事に多数していただきました。さらに、保護者に大会の様子をビデオ撮影でお願いし、大会の様子を編集してDVD作成をして、生徒に配布して学校の昼の放送に流していただきました。
PartⅢ:スロートレーニング編
指導者資格の講習会で習いました。また、スロートレーニングはNHKの番組で取り上げらた「ピントレ」(←クリック)というものです。
筋肉には遅筋タイプ1(赤)・速筋タイプⅡb(白)・ピンク筋タイプⅡa(ピンク)があります。
速筋を鍛えるためには高負荷が要求されるので、小中学生には怪我につながりやすいです。また遅筋を鍛えることは体幹を鍛えることにつながり必要なことです。しかし速筋も作りたいときに、無理せずピンク筋というやや負荷があり高回数の「スロートレーニング」が必要になります。また年をとって速筋が不足して来たときにも効果的なトレーニングです。
このトレーニングはゆっくりとした動作で行うトレーニング方法です。動作中に力を抜くことなく、終始力を入れて動作をするということです。それによって筋肉は力を込めると硬くなり、血管を押しつぶすために血液の流れが止まります。この低酸素状態が必要とされています。(無酸素状態:速筋の鍛え方)
今回は「4秒程度かけてさげて、2秒停止、4秒かけて上げる」という動作をしました。さらに高負荷にするには、8秒にしたり、手を上げ下げするとよいと聞きました。
ひざを前に出さないように姿勢を保って行ってください。YouTube(←クリック)に多くの動画が掲載されています。ご覧ください。逆に「ファストスクワット」も行いました。
【動画:腰からスクワット】
姿勢をしっかり保つこと |
【動画:スロートレーニング スクワット】
【動画:ファストスクワット】
練習内容 目的:スマッシュをしっかり打とう!
その1:前後手投げスマッシュ・プッシュ 20本3セット
その2:サイドから前 スマッシュ・ドライブから前 左右2セット
その3:L字ノック 5周ノーミス
※「こなす練習」(技術を身につける)と「到達度設定練習」(技術を試す)を効果的に組み合わせることが試合に使える技術習得には必要です。今回はその3のL字ノックを到達点として練習しました。「こなす練習」ではストレートに角度のあるスマッシュを打てるように指導しました。「到達度設定練習」では3本1セットで5周15本をミス無く(ネット・アウトなし)で達成させました。大切なのはL字ノックは「こなす練習」にしないことです。
【動画:前後手投げ】
【動画:サイドドライブから前】
【動画:L字ノック】
その4:シングルスノック 1分 ラスト30秒から20秒間無酸素状態
その5:ダブルスノック Bプッシュ・Aプッシュ・3点カバー 1分30秒
その6:2-1アタック 半面VS全面 3エース4ミス
※その4では開始30秒~50秒の間はスマッシュのみで回転よく無酸素状態にして打たせます。ノータッチ無しを目標にします。その5ではBプッシュ(前衛が決める)Aプッシュ(後衛が前に出てきて決める)3点カバー(空いている場所をカバーして動く)を30秒づつ行いました。フィーダーは選手の力量を考えて、球出しをする必要があります。
【動画:シングルスノック】
【動画:ダブルスノック A・Bプッシュ】
【動画:ダブルスノック 3点カバー】
写真集
前回まで -21937円
夜練習 1/26 6名参加 1800円 1/30 10名参加 3000円
今回で -21937円+1800円+3000円=-17137円
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