今日まで…そして明日から…<第12回>

 今日まで…そして明日から…<12回目>

 以前から自分のこれまでの歩みや考え方をまとめようと思っていました。今回新型コロナウイルス感染防止大会のため「自粛」となり、「全国大会開催」の思い出や「市内大会完全制覇」のまとめをしました。「緊急事態宣言」が発令されて益々困難な事態となりました。仕事も休止となり、バドミントンも出来ません。しかし、明日を信じて前に進みましょう!
そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくる!
だから今日はくよくよしないで


「川崎ジュニアバドミントンクラブ」やその他の「教育活動」をするための自分の考え方をまとめる時間にしました
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自宅に咲いた
※ベゴニアとドウダンツツジ


テーマは…
その1:<生い立ち>
その2:<生徒に寄り添う!>
その3:<体育の先生への偏見~体育嫌いの思い>
その4:<コミュニケーション能力の向上>
その5:<着火点を見逃さない>
その6:<人と接する、協力する>
その7:<体験させることを増やす>
その8:<大学に行けたのは…>
その9:<他の方の考えを聞いて、自分の考えを作る>
その10:<赴任させていただいた学校で(1)(2)>
その11:<子どもにとって一番大切なのは、味方になってくれる大人がいる事>
その12:<名言!迷言?事件!>
その13:<切磋琢磨に込めた意味>
その14:<若い指導者にむけて>
その15:<学校給食センターに勤めて…(1)(2)>
その16:<そして明日から…>
つづく…
毎回2話程度を投稿していきます。
その16は次回掲載します。by組長
その15:<学校給食センターに勤めて(2)>
 自分が勤務しているのは幸区にある「川崎市南部学校給食センター」です。朝9時前に出社して午後3時半までの勤務です。その内容は…

 給食センターは「配送部門」「製造部門」に分かれます。自分は「配送部門」です。管理している会社も違います。「配送部門」は「運転手と補助員」からなります。自分は「補助員」です。給食センター内は食品を作ったり運んだりする「清潔ゾーン」と返却された食缶などを洗浄する「汚染ゾーン」があり、それぞれの場所で着用する服や靴も違います。食中毒や菌などの汚染に対しては厳しい制限があります。毎月2回の「検便」「ノロウイルス検査」もあります。陽性がでると出社禁止にもなります。9時半に朝礼があり、昨日の反省や連絡事項が伝えられます。

いざ出発!ある日の一日です…
 9時半、配送車に乗って出発!この日のコースは「富士見中」「橘中」「宮崎中」です。まずは食器を運びます「富士見中」は近くてよいのですが、なにせ食器は「1コンテナ200㎏」はある代物です。地方では挟まれて死亡した事故もあると聞きます。慎重にゲートを開けて、荷台からコンテナを下ろします。富士見中は2カ所下ろしです。知り合いの先生によく会います。授業ご苦労様です。

 戻ってきて10分休憩。その後「清潔ゾーン」に着替えて向かいます。・白・黄色の食缶に調理された食材が入って調理場から出てきます。それを受け取り学校別にコンテナに詰め込んでいきます。蓋が開いていないか?こぼれがないか?間違って違う学校のコンテナに詰め込むと大変です。似た学校があります。「南河原」「南加瀬」…
 狭い作業場から配送車に入れるのも危険が伴います。大きな事故が自分が入ってからも何件もありました。自分は大丈夫ですが、慎重に詰め込む必要があります。しかし配送の時間との勝負もあります。無事故が大切です。
 10分前に詰め込み終了、いよいよ出発!運転手の方とは一日同乗となります。1年半ぐらい同じ方と組みました。2つ年上の男性の方で自分の愚痴や、やっていることの話をよく聞いてもらったりしました。とても安全運転で楽しく働くことができました。様々な業種を経験されたようで、ボーリングの達人でもありました。パソコンの講師もやっていたようで、自分がよく分からないことや、作成した小杉小の施設開放Excelの表を見てもらいました。茨城遠征の運転手さんも紹介していただきました。配送の事故を無くすには2人の気が合うことが重要です。しかし今年の2月末で退社されました。残念でしたが、お疲れ様でした。
 川崎市の中学校は長らく給食が無かったので、学校の配膳室の設置の仕方が後付けで様々です。食器をどの場所に置いてくればよいか?プラットホームと言って段差がある場所に接車しなければならない学校、鍵を開け閉めする場所、食缶の配置…様々なことが学校によって違います。当初、自分の号車は週替わりで色々な学校に行くことになり、毎回メモをもらい確認していました。メモがだいぶたまったので同乗の運転手さんが中心なり、分かりやすくまとめてくれました。
 30分余りで「橘中」到着!4つのコンテナを下ろして、給食センターに戻ります。自分たちも生徒と同じ「給食」をいただいています。南部給食センターから一番遠い配送学校が「菅生中」です。行って帰るのに2時間くらいはかかります。自分も何回も行きましたが、最終の給食になります。食べ放題の時もありますが、残り物になる場合もあります。昼食時間を入れて1時間の休憩がとれます。教員時代には「一番忙しかった昼休み」ですがゆっくりと時間が流れます。

 最後は回収です。この日は「宮崎中」先ほど行った「橘中」の横を通り過ぎて市民プラザ通りから梶が谷を経て到着!回収して配膳員さんお疲れ様です!と言って戻ります。



 ここからは「汚染ゾーン」です。回収してきた「食器」「食具」「食缶」に分けて洗浄作業に移ります。自分は「食缶」が主です。コンテナからクラスの大きい順に取り出し、食べ残しを計量して洗い流します。「ご飯」の食べ残しが毎回多く、「もったないな」といつも思います。いわゆる「食品ロス」の問題です。

 ここでの作業も「スピードと正確さ」が大切です。ここでも「ベテランの補助員」がいて、一緒に作業しています。見事に速いです。自分よりもちろん何歳も年上!しかも正確!素晴らしいです!学校では自分が一番年上でしたが、ここでは人生のベテランの方も多く働いています。話も面白く、何回も学期末等に飲みに行きました。味がある人生そのものの話が聞けます。
 3時半に終了!今日も終わった!汗まみれ!着替えて、自転車こいで部活動にGO!そんな一日を過ごしています。

現在、休校で給食も停止しています。いつ再開するか分かりません。どうなることか…

働けるうちは働こう!生涯現役!それが大切
その16回↓は次回に掲載します…

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