選手とのコミュニケーションを取るために、初任の時から「バドノート」を書いていました。当初は班形式で5~6人で1冊のノートを回して記録していくようにしていました。「羽球音」と名付け、生徒から指導者へ、そしてまた生徒へ、生徒同士に声が音のように届くようになればと思って始めました。今回はその後に始めた「個人ノート」形式での実践を書きます。5回に分けて掲載します。
<バドノートについて>:2回目
<その3:【中1】練習に対する思いの交錯>
とある日曜日の練習にて 1年:11月4日
前衛の練習は、自分の前衛の時が試合中多いので、前衛が全てカットするのこの練習は、すごい自分のためになりました。なのでまたやりたいです。プッシュを打つ時に自分が遅れていると気づいていなくて、位置が少し下がっても、ラケットが上がって分いる時と同じ振りをしているので、ネットをかけてしまいます。それにすぐ決めようとして思いっきり打とうとしてネットミスやアウトが多かったので、またすぐ決めないで、ちゃんとタイミングが合ってる時に、打てるようにしたいです。相手が強く打った球を、弱い球で返したりしているのでドライブぎみの球でレシーブで攻めるれたのを切り返して、こっちがアタックで入れるようにしたいです。 レシーブもずっと同じ場所は読まれてしまうので、4箇所どこでも返せるようにしたいです。
今日知った事が一つあります。自分はクロスに打った球を、相手がストレートに返してくるのを自分が取ることです。自分がクロスに打ったから、次も自分が取ったらいいと思いました。少し自分は楽しすぎだと思うので、カバーもできるようになりたいです。前衛に入る時も、自分がヘアピンを打った球が相手はクロスヘアピンをしてきたのが、自分が取らなくて後衛の人に任せているので、飛びついて自分が取りようにしたいです。自分が取れる球は積極的にとりたいと思います。でも自分後ろに来た球はとらないことを注意して意識してやりたいです。
今日コーチに話をしていて、「1年生は1年生もたたないうちに、こんなに打てるようになっているよ。来年とかになったら抜かされてしまうかもしれないぞ」と言われて心が痛かったです。
今がチャンスです。先輩もいて私はレギュラーで色々な試合に出させてもらって、良い経験をさせてもらっているので、そこで教わったり学んだことを普段の練習で意識すること。例えばスマッシュのレシーブの時にラケットを振りすぎと注意されたのことを、基礎打ちで意識してコンパクトにラケットを縦に振ってみるなど、自分で考えてやりたいです。
今が差を作るチャンスだと思うので、ここでちゃんと頑張って強くなりたいです。私は先輩の強いところしか見たことがないけど、一年生の時はそんなに強くなかったと聞きました。でも3年生2年生にいつもついて行って、練習を頑張ってたくさん練習したと聞きました。だったら私も今は弱いけど、先輩がいるうちにたくさん練習して、苦手なダメなところを克服していけば、私も先輩に近づけるのではないかと思いました。時間がないので休憩時間など先輩や指導者さんに、つきっきりで見てもらってたくさん練習したいです。これから練習をもっと頑張らなきゃと、コーチと話をして感じました。
(自分を見失わないこと。チーム全体として向上しなければ勝利はやってこない。あなたの頑張りでチームを引っ張っていってください)
<その4:【中1】県新人戦準優勝>
県新人戦を終えて 1年:1月26日
1年:県新人戦準優勝 |
決勝戦で1セット目の後半は5点差ぐらい離れていたのに同点まで持ってきて、相手が先に20点とったけど、自分たちも20点になれたのに、負けてしまったので、そこがとても悔しかったです。そこでもう1回集中してできれば良かったと思いました。自分が今日の試合で駄目だったところはレシーブで奥に返せなくて、前にしか返せなくて相手が前に出てきて決められてしまうパターンですごく多かったです。でもたまにアウトに相手がしてくれました。自分は責められているばかりで全然攻撃ができず、ナイスショットで点数を取ることができなかったです。ほとんど相手のミスで点を取れていました。だから原中みたいに、しっかり普通に返していれば点数が取れると思います。原中のそういうところを見習いたいです。自分は狙らわれていて、たくさんスマッシュも打たれて1球目はタイミングがあってしっかり返せるけど、早いラリーになった時に構えが遅くて取れなかったりタイミングが合わなかったりしました。スマッシュはいつも同じ高さではないから、たまに浮いたりした時に、すぐ対応できなくてしっかりラケットに当てられなくてネットに引っかかったりすることがありました。
今日できなかったことやダメだったところを課題として、これからしっかり練習して半年後には勝てるようにしたいです。よかったところはサーブで一回もフォルトを取られなかったことです。
(よく頑張りました!あと少しでした。これまでの努力が花開いたと思います。感じ取ったことを今後の練習の課題としてしっかり取り組みましょう。おめでとう)
<その5:【中2】オール関東ジュニアアスリートアカデミー参加の記録>
県新人戦で準優勝したので、アカデミーの選手として県専門部から推薦されて2年生の5月から、翌年の3月まで参加させてもらいました。そのときの詳細な報告を原文のまま紹介します。ここでも心の葛藤がありましたが、最後までよく参加しました。ここで得たことが次につながりました。
※選ばれたことが、川崎版のタウンニュースに記事として掲載されました。インターネットで検索してみてください。(検索例:川崎版タウンニュース鎌田芽)
ここまで読んでいただきありがとうございました!今後の選手への力となればと思い本人・保護者の同意を得て、公開しました。赤字はノートへの自分の記述およびその時期の様子を書いています。3回目は中2県総体~中2市新人戦までを掲載します。by組長