2020年11月20日金曜日

神奈川県中学校指導者講習会その2:第4回 11月23日(月)報告書です NEW!



 今回は他県の指導者に幅広く講座を持っていただけるようにお願いしています。
 なお、この講習会は神奈川県中体連バドミントン専門部にお願いして発起人が行うものです。中体連が主催して行うものではありません
。
 第4回の養成講座を11月23日(月)幸SCに
埼玉県バドミントン協会中学の部
「成田 進先生・杉田和樹先生」をお招きして、
行いました
成田 進先生
杉田和樹先生


以下報告します
新型コロナウイルス感染防止対策に基づいて実施します。
指導者15名の申込み
内訳
中学校指導者(顧問)6
高等学校指導者(顧問)1
ジュニアチーム指導者 7
教員志望大学生 1名
選手38名の参加を得ました


質問内容
A、部活動運営 B、練習環境 C、保護者関係 
D、指導理論の習得 E、初心者指導
  F、アップの方法 G、フットワークの指導 
H、基本練習方法 I、シングルスの戦術指導
    J、ダブルスの戦術指導 K、トレーニングの方法 
L、その他


午前中 
講師:埼玉県バドミントン協会中学の部
成田 進先生
埼玉県中体連バドミントン部年間計画について
多くの大会を前向きにとらえて作っていった。

①協会主催の大会
その1:年齢別シングルス大会 9月
※4日間、8会場 3人リーグトーナメント方式で行う。現在は12歳:中1と小学生 13歳:中2のみ。中3や高1高2も含めて行っていた。ジュニア・中体連・高体連のつながりを作るために行っている。
その2:ダブルス大会1月・シングルス大会3月
※多くの生徒に大会(県大会)に参加する機会を与えることと登録の推進を図っている。ダブス大会:5日間、11会場 4組リーグトーナメント。シングルス大会:4日間、8会場4人リーグトーナメント。現在は参加数制限の撤廃をしている。また、大会を多く行うこととにより、大会運営が出来る指導者が増えてくる。
その3:埼玉中学オープン2月
※団体戦をこの時期に行いたかった。県レベルではなく関東レベルで。週休2日制になり2日間の開催が可能になった。関東大会規模の大会運営、審判部中高生各地区の協力の下、行えている。次第に輪が広がり、現在は全国レベルの参加をいただいている。



②強化練習会について
※男子団体戦では埼玉県第4代表を全国大会に出場させることを目標に行っている。

関東大会出場校(者)の決め方については…学校総合体育大会の結果で決定する。 
・団体戦 男女とも、学校総合大会の第3位(3位 決定戦実施)までに出場権を与える。残り1校に ついては、3位決定戦で敗れた学校と1~3位 (関東大会に出場する学校)に敗れたベスト8の 3校で、トーナメント方式で、第4代表決定戦を 行う。 
 ・関東大会個人戦は、単複兼ねては出場できない。県大会では単複とも ベスト8(場合によってはベスト16)まで順位 をつけ、成績の上位の者から単複どちらに出場するか、本人顧問と相談して決定する。 埼玉県ではシングルス・ダブルス兼ねられないという発想が元々無かった。
 県協会が実施している中学校会場での強化練習会は、協会登録費還元を目的にしている。個人戦で、長期休業中の強化練習会(新人戦団体ベスト4、個人ベスト8~16)に該当しない生徒を中心に県大会2~3回戦(ベスト16~32、各地区1位)の選手を強化している。

③県大会の平日開催
※地区大会や県大会を平日開催している。学校として参加しているので、主審や線審等の補助員や応援の生徒も参加している。県協会が主催の大会は、会場数が多いので、顧問だけでなく外部指導者や保護者の引率で参加できるようにしている。

④全国大会・関東大会の視察応援
※委員長は出場校の応援と大会報告のため全国大会に視察している。関東大会出場校の応援や視察のために専門部強化の先生方が参加している。


⑤まとめとして
※全国大会への参加で人と人のつながりができてくる。それが選手の強化にもつながる。埼玉には恵まれた指導者層があり、中体連高体連のつながりも深い。埼玉栄中高は大きな存在になっている。
 今後は・若き指導者の育成と科学的視野の獲得…日バの研修に参加して公認指導者の資格を得る ・コロナ禍の新しい生活様式と働き方改革…自粛中の体力低下 スポーツとオンラインの問題 ・高齢化社会と人口の減少…生涯スポーツの意義 競技人口の維持が課題だと提言されました。ありがとうございました!


参加者の感想 待ってます…
・大変お世話になりました。コロナ禍大変な時期にはるばる神奈川の地に足を運んでいただきありがとうございました!大変有効な講義や実技指導を受けることが出来ました。埼玉県が何故強いのかは、まずもって指導者の「夢と情熱」だと改めて感じました。「体を鍛え、礼儀を教え、協力・協調性を培う」ことは川崎ジュニアの基調と一致しています。これからも頑張ります。本日は重ねてありがとうございました!by組長

・昨日は1日参加させていただきありがとうございました。
神奈川と埼玉の取り組み方の違いや、実技指導もとても勉強になり、ジュニア指導でもすぐにでもやってみたい事がありました。スポンジボールは、すぐにネットで注文しました!
振り返り早速読ませていただきます。中学の顧問の先生にも参加していただきたかったので、残念です。今後とも、ご指導よろしくお願いします。
<中学校外部指導者:女子>

・とても参考になる講座でした!午後の実技指導では、初心者に向けた指導方法では、普段見ないようなアイテムが使われていて、早速自分達の生徒にも返していきたいと感じる内容でした。また、スマッシュを早くするには後ろの振りを大きく早くすることやダブルスの練習方法などたくさんの学びを得ることができ、参加させていただき本当にありがたく感じました。まだまだ勉強することは尽きないのでまた参加したいと思います! 
<中学校顧問:男子>

・昨日はありがとうございました。午前中のお話を含め、以前から他県と神奈川で、年間試合のスケジュールが違うこと、他県の方が大会数が多いこと、大会を重ねる度に選手は強くなっていくのだろうなと思いました。平日でも、学校の体育館でも、大会の開催に向けて、選手のやる気を盛り上げる環境を沢山の大人が積極的に話し合い、実現させている他県に対して、今の神奈川にはそういった環境を作り上げようとする大人達のコミュニケーションと熱意が足りないような気がしました。
 しかし、ながら他県と比較すると学校数、人数では圧倒的に神奈川が多いこともあって、なかなか取りまとめは難しいというのも理解できます。一個人の希望としては、子供達の日頃の練習の成果を表せて、勝ち上がる目標を持てる場(大会)が、校内、区内、市内、県内に限らず、神奈川県のバドミントンに関わっている大人達がもう少し積極的に話し合えると良いのかなぁ…という なんとも身勝手な感想です。
 他県の先生方をお招きし、貴重なお話を聞かせて頂ける時間と機会をくださり、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします‼︎
<ジュニアチーム指導者:女子>

・埼玉県が全国的に活躍している選手を多数輩出しているのは年間事業の中に選手の競技力向上につながる大会や企画が多くあることを学べました。神奈川県では小学生が全国大会優勝など実績がある中、中学生や高校生との交流が少ないのは非常にもったいないと感じました。選手の幅を広げられる事業を考えていくことが指導者としても大切なことであると思いました。
  バドミントン初心者に動き出しからシャトルを打つまでの流れを伝える細かな指導法について勉強になりました。生徒に技術を身に付けさせるためには、きっかけづくりをいかにできるかということや、それを見落とさない目を養っていく必要性を感じました。今回の研修でも、多くのことを学ぶことができたとともに、指導者同士の交流にもなり、参加することができて本当によかったです。ありがとうございました。 
<中学校顧問:男子>

・成田先生のお話では、県によってずいぶんいろんなことが違うんだなぁと初めて知りました。年齢別の大会があったり、ダブルスとシングルスの両方に出場できたりするところがいいなと思いました。
 杉田先生の実技指導は、とても分かりやすく「こういう教え方もあるんだ!」という発見がたくさんありました。中でも、ラケットの先にリボンをつけてスイングの軌道を目に見えるように示したり、グリップの持ち方がグーの握りにならないよう、親指と人差し指で紙をおさえるように持たせたり、グリップに手の形をペンで書いたりするアイディアがすごくいいなと思いました。次、初心者を指導する機会があったらやってみたいと思います。
 先生方、1日ありがとうございました。 
<ジュニアチーム指導者:女子>

・昨日はありがとうございました。このような状況の中、開催していただき、学ばせていただけたこと、嬉しく思っています。
 初心者の私は、中学生と同じ立場で一緒に練習に参加させていただきました。普段見ているだけでは気づけないことや、子どもが一生懸命取り組める工夫や言葉かけなどが大変勉強になりました。今後の練習に取り入れていきたいと思います。
 そして、顧問だけでなく、子どもたちも様々なことに気づける場、機会を与えることの重要さを改めて感じました。引率した子どもに感想を聞いたところ、参加して色々なことに気づけたので良かったと言っていました。許させる限り、さまざまな場所に子どもたちを連れて行き、共に学んでいきたいと思いました。
<中学校顧問:女子> 

・成田先生、杉田先生、貴重なお話、ご指導ありがとうございました。またこのような機会を設けて頂き、日頃から感謝しております。ありがとうございました。
 県によって様々なんですね!成田先生のお話を聞いて、埼玉県の指導者の熱意を感じました。練習しても成果を試す場がなくては目標も立たずモチベーションも上がらないと思います。年齢別大会も大変有意義な大会だと思いました。
 また、初心者で部活に入るのは当たり前なので、杉田先生の講座は大変ためになりました。是非顧問(指導者)には初心者の指導方法をマスターして貰い、よく言っている秋までに基本がしっかり身につく指導をお願いしたいと思いました。それと部員には経験者もいる事を忘れてはいけないと思います。その子達のレベルもしっかり伸ばすためにはどんな練習が必要か…
働き方改革で部活時間が短くなった今、効率よく指導する方法を身に付ける事が必須だと感じました。また、生徒のやる気を引き出すのも顧問(指導者)の役目だと今日の講習会で改めて感じました。
 息子が中3の時、練習場所を求めて必死でした。川崎Jrにはそんな生徒が他にも来ていると思います。これからもそんな生徒の救いの場であり続けて欲しいと願ってます。 
<ジュニアチーム指導者:女子>

・先日はありがとうございました。久しぶりにたくさんの顧問の先生方とお話ができ、改めてバドミントンに向き合うことができました。そして、新しい発見がまた多く見つかりました。このような貴重な機会がありましたら、また是非参加をし、自分のブロックに還元できればと思っています。
<中学校顧問:男子> 

・講座を聞いて感じた事は生徒の強化には練習以外の面でも環境作りやバドミントン関係者以外の協力が必要不可欠だと言う事です。学生の立場を利用し人脈を広げていきたいと感じました。
 <教員志望大学生:男子>


午後 
講師:埼玉県中体連バドミントン部副委員長
杉田和樹先生

バドミントンの基礎技術の習得を目指して
構え・握り・動き~練習方法・道具・試合に結ぶつける…
①ラケットの振り方・握り

※回内・回外の動きが大切だと教わりました。2本の骨(尺骨・とう骨)がねじれることからできる力を利用してラケットを振ること。それにより「しなり」が大きく違う。また、肘を上げることにより、「大きな振り」になる。リボンをつけたラケットを振っていただいたりしてその違いを実演していただきました。

【動画:ラケットの振り】

【動画:ラケットの振る音】

【動画:バックハンドの持ち替え】

【動画:バックハンド指導】

【動画:指導者も練習!】

 また、ラケットの握りでは親指と人差し指で挟むように握ることを確認するために、紙を挟んだり、握る手の形を書いたラケットを使用するなど教わりました。大きなラケット面を持つ道具も見せていただけました。




回内でのネット前ノックではラケットを押して打たないようにすることが大切と教わりました。
【動画:回内でのネット前ノック】

【動画:スポンジボールを使った壁打ち】

②足の運び方
※足の入れ替えは「4拍子」が基本で、速くできるようになったら「2拍子」で空中入れ替えに移行する。右利きの場合、入れ替えた左足が後ろに流れないように注意する。
 バック前からラウンド奥への動きでは、体を回転させて大きく左足を軸にして、右足を回転させて動くことが出来るようにする練習をしました。

【動画:足の運び 4拍子】

【動画:足の運び ラウンド奥指導】

【動画:足の運び ラウンド奥選手】

③サイドラインドライブ各種
※体の前でヒットすることを身につけるために、3種類のサイドラインドライブを学びました。①立って ②椅子に座って ③開脚して座って。

【動画:サイドラインドライブ①~③】

④動きをつけて打つ
※行く方向と逆に動いて足の裏で蹴る動作を行い、沈み込んで一歩目を動き出すこと(リアクションステップ)が大切です。ネット前のへのノックを3人組で行いました。また、サイドへの素速い動き作りもしました。

【動画:ネット前へのノック】

【動画:サイドへの動きノック】

⑤試合に結びつける動く作り
※シングルスやダブルスで必要な動き作りを「パターン練習化」して習得する練習方法を紹介していただきました。
その1:ストレートドロップ~クロスロブで相手を動かす。
その2:ストレートドロップ・クリヤーとクロスロブ・クリヤー
その3:ダブルスの動き ドロップターン クリヤー入り
その4:全面VS半面 ダブルス練習

【動画:パターン練習その1・2】

【動画:パターン練習その3】

【動画:全面VS半面練習】

・あっという間の3時間でした。分かりやすく丁寧に指導していただきました。道具や言葉もとても工夫されていて、そうか!こう言う風に教えれば良かったんだと思うことが沢山ありました。今回参加できなかった指導者の方にもこのブログや今後の練習会で伝えていけたらと思います。ありがとうございました!by組長

午前中の練習の様子
①今回の講習会の目的確認 ②感染防止対策確認 ③歓迎お礼の言葉確認 ④号令体操確認

体操・動的ストレッチ CS 
コーディネーショントレーニング
※その一部を講義が始まる前に紹介しました
その1:スリトン その2:じゃんけん 手足 その3:あお・あか いか・いぬ

<その後高校生・大学生による指導>
ランジ練習 ①パーソナルランジ測定 ②つま先上げ ③4点ランジ 左右
コートランニング4種類左右×2
基礎打ち 10分×2
つなげる練習
DNN DNR SNN SNR 20本連続ミスなし

【動画:CS】

【動画:動的ストレッチ】

【動画:コーディネーショントレーニング・スリトン】

【動画:コーディネーショントレーニング・じゃんけん手足】

【動画:コーディネーショントレーニング・あおあか】

【動画:DNN】

【動画:DNR】

【動画:SNN】









ご参加ありがとうございました!

会計報告
体育館研修室使用料金 35630円 
指導者参加費 15人×1000円=15000円
選手参加費  38名×500円 =19000円
35630円-15000円-19000円=-1630円
これまでで -37417円-1630円=-39047円

次回は東京都の先生にお願いする予定です
日時場所が決まりましたら
ご連絡します。
ご参加ありがとうございました!

講習会の振り返りを
このブログの報告書で再確認してください



選手を引率される方は事前に名簿を
作成してきてください。
当日提出してください。


要項です
申込書です


感染防止対策
健康観察表
前後2週間つけてください
本人保管です


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