2020年11月20日金曜日

神奈川県中学校指導者講習会その2:第4回 11月23日(月)報告書です NEW!



 今回は他県の指導者に幅広く講座を持っていただけるようにお願いしています。
 なお、この講習会は神奈川県中体連バドミントン専門部にお願いして発起人が行うものです。中体連が主催して行うものではありません
。
 第4回の養成講座を11月23日(月)幸SCに
埼玉県バドミントン協会中学の部
「成田 進先生・杉田和樹先生」をお招きして、
行いました
成田 進先生
杉田和樹先生


以下報告します
新型コロナウイルス感染防止対策に基づいて実施します。
指導者15名の申込み
内訳
中学校指導者(顧問)6
高等学校指導者(顧問)1
ジュニアチーム指導者 7
教員志望大学生 1名
選手38名の参加を得ました


質問内容
A、部活動運営 B、練習環境 C、保護者関係 
D、指導理論の習得 E、初心者指導
  F、アップの方法 G、フットワークの指導 
H、基本練習方法 I、シングルスの戦術指導
    J、ダブルスの戦術指導 K、トレーニングの方法 
L、その他


午前中 
講師:埼玉県バドミントン協会中学の部
成田 進先生
埼玉県中体連バドミントン部年間計画について
多くの大会を前向きにとらえて作っていった。

①協会主催の大会
その1:年齢別シングルス大会 9月
※4日間、8会場 3人リーグトーナメント方式で行う。現在は12歳:中1と小学生 13歳:中2のみ。中3や高1高2も含めて行っていた。ジュニア・中体連・高体連のつながりを作るために行っている。
その2:ダブルス大会1月・シングルス大会3月
※多くの生徒に大会(県大会)に参加する機会を与えることと登録の推進を図っている。ダブス大会:5日間、11会場 4組リーグトーナメント。シングルス大会:4日間、8会場4人リーグトーナメント。現在は参加数制限の撤廃をしている。また、大会を多く行うこととにより、大会運営が出来る指導者が増えてくる。
その3:埼玉中学オープン2月
※団体戦をこの時期に行いたかった。県レベルではなく関東レベルで。週休2日制になり2日間の開催が可能になった。関東大会規模の大会運営、審判部中高生各地区の協力の下、行えている。次第に輪が広がり、現在は全国レベルの参加をいただいている。



②強化練習会について
※男子団体戦では埼玉県第4代表を全国大会に出場させることを目標に行っている。

関東大会出場校(者)の決め方については…学校総合体育大会の結果で決定する。 
・団体戦 男女とも、学校総合大会の第3位(3位 決定戦実施)までに出場権を与える。残り1校に ついては、3位決定戦で敗れた学校と1~3位 (関東大会に出場する学校)に敗れたベスト8の 3校で、トーナメント方式で、第4代表決定戦を 行う。 
 ・関東大会個人戦は、単複兼ねては出場できない。県大会では単複とも ベスト8(場合によってはベスト16)まで順位 をつけ、成績の上位の者から単複どちらに出場するか、本人顧問と相談して決定する。 埼玉県ではシングルス・ダブルス兼ねられないという発想が元々無かった。
 県協会が実施している中学校会場での強化練習会は、協会登録費還元を目的にしている。個人戦で、長期休業中の強化練習会(新人戦団体ベスト4、個人ベスト8~16)に該当しない生徒を中心に県大会2~3回戦(ベスト16~32、各地区1位)の選手を強化している。

③県大会の平日開催
※地区大会や県大会を平日開催している。学校として参加しているので、主審や線審等の補助員や応援の生徒も参加している。県協会が主催の大会は、会場数が多いので、顧問だけでなく外部指導者や保護者の引率で参加できるようにしている。

④全国大会・関東大会の視察応援
※委員長は出場校の応援と大会報告のため全国大会に視察している。関東大会出場校の応援や視察のために専門部強化の先生方が参加している。


⑤まとめとして
※全国大会への参加で人と人のつながりができてくる。それが選手の強化にもつながる。埼玉には恵まれた指導者層があり、中体連高体連のつながりも深い。埼玉栄中高は大きな存在になっている。
 今後は・若き指導者の育成と科学的視野の獲得…日バの研修に参加して公認指導者の資格を得る ・コロナ禍の新しい生活様式と働き方改革…自粛中の体力低下 スポーツとオンラインの問題 ・高齢化社会と人口の減少…生涯スポーツの意義 競技人口の維持が課題だと提言されました。ありがとうございました!


参加者の感想 待ってます…
・大変お世話になりました。コロナ禍大変な時期にはるばる神奈川の地に足を運んでいただきありがとうございました!大変有効な講義や実技指導を受けることが出来ました。埼玉県が何故強いのかは、まずもって指導者の「夢と情熱」だと改めて感じました。「体を鍛え、礼儀を教え、協力・協調性を培う」ことは川崎ジュニアの基調と一致しています。これからも頑張ります。本日は重ねてありがとうございました!by組長

・昨日は1日参加させていただきありがとうございました。
神奈川と埼玉の取り組み方の違いや、実技指導もとても勉強になり、ジュニア指導でもすぐにでもやってみたい事がありました。スポンジボールは、すぐにネットで注文しました!
振り返り早速読ませていただきます。中学の顧問の先生にも参加していただきたかったので、残念です。今後とも、ご指導よろしくお願いします。
<中学校外部指導者:女子>

・とても参考になる講座でした!午後の実技指導では、初心者に向けた指導方法では、普段見ないようなアイテムが使われていて、早速自分達の生徒にも返していきたいと感じる内容でした。また、スマッシュを早くするには後ろの振りを大きく早くすることやダブルスの練習方法などたくさんの学びを得ることができ、参加させていただき本当にありがたく感じました。まだまだ勉強することは尽きないのでまた参加したいと思います! 
<中学校顧問:男子>

・昨日はありがとうございました。午前中のお話を含め、以前から他県と神奈川で、年間試合のスケジュールが違うこと、他県の方が大会数が多いこと、大会を重ねる度に選手は強くなっていくのだろうなと思いました。平日でも、学校の体育館でも、大会の開催に向けて、選手のやる気を盛り上げる環境を沢山の大人が積極的に話し合い、実現させている他県に対して、今の神奈川にはそういった環境を作り上げようとする大人達のコミュニケーションと熱意が足りないような気がしました。
 しかし、ながら他県と比較すると学校数、人数では圧倒的に神奈川が多いこともあって、なかなか取りまとめは難しいというのも理解できます。一個人の希望としては、子供達の日頃の練習の成果を表せて、勝ち上がる目標を持てる場(大会)が、校内、区内、市内、県内に限らず、神奈川県のバドミントンに関わっている大人達がもう少し積極的に話し合えると良いのかなぁ…という なんとも身勝手な感想です。
 他県の先生方をお招きし、貴重なお話を聞かせて頂ける時間と機会をくださり、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします‼︎
<ジュニアチーム指導者:女子>

・埼玉県が全国的に活躍している選手を多数輩出しているのは年間事業の中に選手の競技力向上につながる大会や企画が多くあることを学べました。神奈川県では小学生が全国大会優勝など実績がある中、中学生や高校生との交流が少ないのは非常にもったいないと感じました。選手の幅を広げられる事業を考えていくことが指導者としても大切なことであると思いました。
  バドミントン初心者に動き出しからシャトルを打つまでの流れを伝える細かな指導法について勉強になりました。生徒に技術を身に付けさせるためには、きっかけづくりをいかにできるかということや、それを見落とさない目を養っていく必要性を感じました。今回の研修でも、多くのことを学ぶことができたとともに、指導者同士の交流にもなり、参加することができて本当によかったです。ありがとうございました。 
<中学校顧問:男子>

・成田先生のお話では、県によってずいぶんいろんなことが違うんだなぁと初めて知りました。年齢別の大会があったり、ダブルスとシングルスの両方に出場できたりするところがいいなと思いました。
 杉田先生の実技指導は、とても分かりやすく「こういう教え方もあるんだ!」という発見がたくさんありました。中でも、ラケットの先にリボンをつけてスイングの軌道を目に見えるように示したり、グリップの持ち方がグーの握りにならないよう、親指と人差し指で紙をおさえるように持たせたり、グリップに手の形をペンで書いたりするアイディアがすごくいいなと思いました。次、初心者を指導する機会があったらやってみたいと思います。
 先生方、1日ありがとうございました。 
<ジュニアチーム指導者:女子>

・昨日はありがとうございました。このような状況の中、開催していただき、学ばせていただけたこと、嬉しく思っています。
 初心者の私は、中学生と同じ立場で一緒に練習に参加させていただきました。普段見ているだけでは気づけないことや、子どもが一生懸命取り組める工夫や言葉かけなどが大変勉強になりました。今後の練習に取り入れていきたいと思います。
 そして、顧問だけでなく、子どもたちも様々なことに気づける場、機会を与えることの重要さを改めて感じました。引率した子どもに感想を聞いたところ、参加して色々なことに気づけたので良かったと言っていました。許させる限り、さまざまな場所に子どもたちを連れて行き、共に学んでいきたいと思いました。
<中学校顧問:女子> 

・成田先生、杉田先生、貴重なお話、ご指導ありがとうございました。またこのような機会を設けて頂き、日頃から感謝しております。ありがとうございました。
 県によって様々なんですね!成田先生のお話を聞いて、埼玉県の指導者の熱意を感じました。練習しても成果を試す場がなくては目標も立たずモチベーションも上がらないと思います。年齢別大会も大変有意義な大会だと思いました。
 また、初心者で部活に入るのは当たり前なので、杉田先生の講座は大変ためになりました。是非顧問(指導者)には初心者の指導方法をマスターして貰い、よく言っている秋までに基本がしっかり身につく指導をお願いしたいと思いました。それと部員には経験者もいる事を忘れてはいけないと思います。その子達のレベルもしっかり伸ばすためにはどんな練習が必要か…
働き方改革で部活時間が短くなった今、効率よく指導する方法を身に付ける事が必須だと感じました。また、生徒のやる気を引き出すのも顧問(指導者)の役目だと今日の講習会で改めて感じました。
 息子が中3の時、練習場所を求めて必死でした。川崎Jrにはそんな生徒が他にも来ていると思います。これからもそんな生徒の救いの場であり続けて欲しいと願ってます。 
<ジュニアチーム指導者:女子>

・先日はありがとうございました。久しぶりにたくさんの顧問の先生方とお話ができ、改めてバドミントンに向き合うことができました。そして、新しい発見がまた多く見つかりました。このような貴重な機会がありましたら、また是非参加をし、自分のブロックに還元できればと思っています。
<中学校顧問:男子> 

・講座を聞いて感じた事は生徒の強化には練習以外の面でも環境作りやバドミントン関係者以外の協力が必要不可欠だと言う事です。学生の立場を利用し人脈を広げていきたいと感じました。
 <教員志望大学生:男子>


午後 
講師:埼玉県中体連バドミントン部副委員長
杉田和樹先生

バドミントンの基礎技術の習得を目指して
構え・握り・動き~練習方法・道具・試合に結ぶつける…
①ラケットの振り方・握り

※回内・回外の動きが大切だと教わりました。2本の骨(尺骨・とう骨)がねじれることからできる力を利用してラケットを振ること。それにより「しなり」が大きく違う。また、肘を上げることにより、「大きな振り」になる。リボンをつけたラケットを振っていただいたりしてその違いを実演していただきました。

【動画:ラケットの振り】

【動画:ラケットの振る音】

【動画:バックハンドの持ち替え】

【動画:バックハンド指導】

【動画:指導者も練習!】

 また、ラケットの握りでは親指と人差し指で挟むように握ることを確認するために、紙を挟んだり、握る手の形を書いたラケットを使用するなど教わりました。大きなラケット面を持つ道具も見せていただけました。




回内でのネット前ノックではラケットを押して打たないようにすることが大切と教わりました。
【動画:回内でのネット前ノック】

【動画:スポンジボールを使った壁打ち】

②足の運び方
※足の入れ替えは「4拍子」が基本で、速くできるようになったら「2拍子」で空中入れ替えに移行する。右利きの場合、入れ替えた左足が後ろに流れないように注意する。
 バック前からラウンド奥への動きでは、体を回転させて大きく左足を軸にして、右足を回転させて動くことが出来るようにする練習をしました。

【動画:足の運び 4拍子】

【動画:足の運び ラウンド奥指導】

【動画:足の運び ラウンド奥選手】

③サイドラインドライブ各種
※体の前でヒットすることを身につけるために、3種類のサイドラインドライブを学びました。①立って ②椅子に座って ③開脚して座って。

【動画:サイドラインドライブ①~③】

④動きをつけて打つ
※行く方向と逆に動いて足の裏で蹴る動作を行い、沈み込んで一歩目を動き出すこと(リアクションステップ)が大切です。ネット前のへのノックを3人組で行いました。また、サイドへの素速い動き作りもしました。

【動画:ネット前へのノック】

【動画:サイドへの動きノック】

⑤試合に結びつける動く作り
※シングルスやダブルスで必要な動き作りを「パターン練習化」して習得する練習方法を紹介していただきました。
その1:ストレートドロップ~クロスロブで相手を動かす。
その2:ストレートドロップ・クリヤーとクロスロブ・クリヤー
その3:ダブルスの動き ドロップターン クリヤー入り
その4:全面VS半面 ダブルス練習

【動画:パターン練習その1・2】

【動画:パターン練習その3】

【動画:全面VS半面練習】

・あっという間の3時間でした。分かりやすく丁寧に指導していただきました。道具や言葉もとても工夫されていて、そうか!こう言う風に教えれば良かったんだと思うことが沢山ありました。今回参加できなかった指導者の方にもこのブログや今後の練習会で伝えていけたらと思います。ありがとうございました!by組長

午前中の練習の様子
①今回の講習会の目的確認 ②感染防止対策確認 ③歓迎お礼の言葉確認 ④号令体操確認

体操・動的ストレッチ CS 
コーディネーショントレーニング
※その一部を講義が始まる前に紹介しました
その1:スリトン その2:じゃんけん 手足 その3:あお・あか いか・いぬ

<その後高校生・大学生による指導>
ランジ練習 ①パーソナルランジ測定 ②つま先上げ ③4点ランジ 左右
コートランニング4種類左右×2
基礎打ち 10分×2
つなげる練習
DNN DNR SNN SNR 20本連続ミスなし

【動画:CS】

【動画:動的ストレッチ】

【動画:コーディネーショントレーニング・スリトン】

【動画:コーディネーショントレーニング・じゃんけん手足】

【動画:コーディネーショントレーニング・あおあか】

【動画:DNN】

【動画:DNR】

【動画:SNN】









ご参加ありがとうございました!

会計報告
体育館研修室使用料金 35630円 
指導者参加費 15人×1000円=15000円
選手参加費  38名×500円 =19000円
35630円-15000円-19000円=-1630円
これまでで -37417円-1630円=-39047円

次回は東京都の先生にお願いする予定です
日時場所が決まりましたら
ご連絡します。
ご参加ありがとうございました!

講習会の振り返りを
このブログの報告書で再確認してください



選手を引率される方は事前に名簿を
作成してきてください。
当日提出してください。


要項です
申込書です


感染防止対策
健康観察表
前後2週間つけてください
本人保管です


2020年11月16日月曜日

通常練習会 再開3回目! 11月15日(日)報告 NEW!

  通常練習会再開3回目!11月15日(日)小杉小学校をお借りして新規会員2名を招き、選手13名、指導者6名で行いました。まだまだ新型コロナウイルス感染が収束する事態になっていません。感染防止対策をしっかり行い十分に注意して練習会を行っています。参加者や指導員の数が伸びませんが、地道に活動を実行していこうと思います。
 また、来週には指導者講習会を開催します。埼玉県の指導者から有効な情報をいただき今後の活動の方向を探っていきたいと思います。by組長

ランジ練習
その1:パーソナルランジの設定
その2:つま先離し
その3:4点離し
その4:ランジから前後 左右 シャトル移動
※背丈が同じ者同士でパーソナルランジの測定をしました。股関節の柔らかさや足の筋肉である「大臀筋」「ハムストリング」「大腿四頭筋」「股関節周り」筋力が必要です。今回はつま先離しと4点離し、ランジから前後、左右を行いました。シャトルを落とさずにできたかでしょうか?ズルせずに??





【動画:つま先離し】

【動画:4点つま先離し指導】

【動画:4点つま先離し選手】

【動画:ランジ前後】

【動画:ランジ左右】

ズルしたシャトルはさみはさみ

段階的指導法その2
先週に引き続き「3点ドロップ」の指導を行いました。
完成形は「3点ドロップランダム3周」です。
その前が「3点ドロップノーマル30球」で、
更に技術指導として
「ゴムタッチクロスドロップフォア・ラウンド」
「ゴムタッチヘアピンバック・フォア・左右」

のように段階を決めて指導する方法です。いきなり完成形の練習にしては取り組みません。身につけたい技術や動きを習得するために、段階を追って練習するようにしています。
 完成形は考えついても、それに対する技術指導練習を何にするかを考えだすのが指導者には大切です。川崎ジュニアではその練習を到達度(20本ミスなし等)を決めて実施することで、技術向上を目指しています。

その1:ゴムタッチヘアピンバック・フォア・左右 20本ノーミス
その2:ゴミタッチクロスドロップフォア・ラウンド 20本ノーミス
その3:3点ドロップノーマル 2人で30球 5周 321と234
その4:3点ドロップランダム 2人で3周 321と234
ヘアピンは目線とランジの徹底が必要です。目線から下になった時には面を持ち上げてしっかりネットを越えるシャトルを打つことです。ランジをして腰の動きをラケットの動きに連動することができるようにしましょう。ドロップは自分の体勢がよい時はより良いショットを打つことを心がけ、体勢が悪い時は確実にネットを越すことを第一にして足の長いショットを打ち、速い球を早く返さないようにすることが大切です。また、面を返してカットして打つ技術を身につけた欲しいです。目標回数を達成してお菓子券をゲットできましたか?


【動画:完成形 3点ドロップランダム】

【動画:3点ドロップノーマル選手】

【動画:ゴムヘアピン左右】

【動画:ゴムドロップフォア】

【動画:ゴムドロップラウンド】

つなげる練習
その1:パターン練習半面 3周ミス無し⇒5周ミス無しチャレンジ
その2:パターン練習全面 2はクロスストレート返球 1はすべてストレート返球
その3:3-1フリー 100秒チャレンジ
※パターン練習はクリヤー⇒ドロップ⇒ヘアピン⇒スマッシュ⇒ヘアピン⇒クリアー…を繰り返して「つなぐ力」を習得する練習です。指導者も一緒に動きます。3周ミスなしを第一目標として、達成した選手は5周にチャレンジさせます。すべてのショットをそのショットにふさわしい球にすることが大切です。ミスを恐れて配球が甘くなってしまわないようにすることです。全面ではより動きが作れるように、2の指導者はクロス返球を混ぜて選手を動かします。それについていけるフットワークが必要です。
 3-1のフリーは1ラリーを奥原選手のラリー平均である「10秒」を目標として設定しています。ミスをしたらすぐに「ハイと言って」サーブを出して行います。
 1が5ミスするまでにかかる秒数を計測します。1ラリー5秒で5-0で負けると、5秒×5点=25秒で終了してしまいます。5-5までいくと5秒×10点=50秒。1ラリー10秒で5-1以上なら10秒×6点=60秒、1分越えになります。5-5で10点×10秒=100秒が設定目標です。回は全員の平均が73秒100秒達成回数が8回となりました。3に入った選手のミスが少なくなると更によいと思いました。

【動画:パターン練習半面】

【動画:パターン練習全面】

【動画:3-1フリー100秒チャレンジ】

【動画:3-1フリー100秒チャレンジ選手】





反 省
 川崎ジュニアで使用させていただいている施設開放が再開されて3回目の通常練習会でした。コロナの影響もあり、なかなか指導者が集まらない現状もあり苦労していますが、自分も積極的にコートに入って指導しました。12月の宿泊練習会の要項も完成しました。1回目の説明会も実施出来ました。昼食のファミレスの予約も進行しています。皆さんのご協力で実施出来たらと思っています。
 基礎を確かめる時期ももうすぐ終了です。自分の基礎は確実ですか?できていないことを今のうちに習得してください。中学生は新人戦が1ヶ月後に迫りました。小学生は関東大会に出場する人は頑張ってきてください。
 来週は指導者講習会を23日(月)に行います。内容は終了後報告します。次回は12月6日(日)12時30分~18時小杉小学校での通常練習会です。奮ってご参加ください。by組長

【動画:ジャンプ行きます!!】

【動画:フラミンゴバランス】
会計報告
新規会員 2人×500円=1000円 会員11人×300円=3300円
前回まで -41717円+4300円=-37417円

2020年11月15日日曜日

コーディネーショントレーニングについて<再掲>

 勉強の大切さを願っています。色々な情報にアンテナを張って自分の指導に役立ててください。今回は2018年11月17日(土)に神奈川県指導者養成講習会で習ってきたコーディネーショントレーニングを再掲載します。来週、自分が企画する、指導者養成講座があります。また新たに学んで見ませんか?

 この日はトレーニング理論の勉強をしました。選手の発達時期に合わせてトレーニングを計画することが大切だと改めて学習し直しました。アメリカの人類学者「スキャモン」が提唱した「発育曲線」(1928年)を知っていますか?

一般系・生殖器系・リンパ系と神経系の発達を20歳の時点を100%としてグラフ化したものです。その中でも特に運動能力に関わるのが「神経系」(青のグラフ)です。5歳までには80%に達し、12歳でほぼ100%になると言われています。一度形成された神経回路は一時記憶から長期記憶になり、一生ものの力となり形成されていきます。
 プレゴールデンエイジ(3~8歳:幼児~小学生低学年)では、さまざまな経験から体の使い方を覚え、将来的な運動能力の基礎が作られます。言葉に反応できる時期になります。
 ゴールデンエイジ(9~11歳:小学生高学年)ではスキルの獲得が見られ、自分の思うとおりに体が動かせたり、他者の動きを見て吸収できる(ミラーニューロン)時期です。この時期で得たものが一生ものになります。しかし、一般系の発達はまだまだなので、筋力やスピードをつける時期ではありません。
 ポストゴールデンエイジ(12~14歳:第2次成長時期)では、体が大きくなりパワーやスピードも増してくる時期になります。また男女差や様々なアンバランス(反抗期)もでて来る時期です。
それ以降はインデペンデントエイジ(中学生後半~大学生)と言われ、落ち着いた時期を迎えます。
  • プレゴールデンエイジ→運動の動きを覚えて基礎をつくる時期
  • ゴールデンエイジ→高度な技術を習得してスキルを伸ばす時期
  • ポストゴールデンエイジ→身体能力を向上させる時期
  • 従って、この大切なジュニアの時期の今、大切にしていきたいトレーニングは、まず「神経系」そして、その後「持久力系」さらに「筋力系」を鍛えるとよくなります。

     そこで、紹介されたのが「コーディネーショントレーニング」です。講習会ではさまざまなトレーニングの一つとして教わりましたが、自分的に興味があったので終了後学習してみました。
     このトレーニングは「筋肉」「持久力」を向上させることを直接の目的とせず、目や耳から入って来た情報を「脳」が判断して、体の部分を伝え、効率よく動かすことの能力を向上せせるのが目的になります。神経系の発達が最もよいゴールデンエイジの時期に行うことで、コーディネーション能力が向上し、一時記憶から長期記憶になり、一生ものの財産になります。
     コーディネーション能力は7つの要素からなるそうです。

    ①リズム能力:リズムに合わせて上手に身体を動かすことができる。
    ②バランス能力:崩れた姿勢になっても、即座に修正することができる。
    ③変換能力:状況変化に対応して動作を切り替えることができる。
    ④反応能力:合図に反応して正確に対応することができる。
    ⑤連結能力:身体の部位を同調させることができる。
    ⑥定位能力:動いているものとの位置関係を掴むことができる。
    ⑦識別能力:道具を上手に扱うことができる。

    そこで、川崎ジュニアでは、これまでの通常練習で「HIIT(ヒット)」(『全力』と『ゆるい』を『交互に繰り返す』)や「ドットトレーニング」「動的ストレッチ」MP:ムービングプレパレーション)などを行ってきましたが、今後この「コーディネーショントレーニング」を入れていきます。まだ学習中ですが、川崎ジュニア的に変えて、11月25日(日)の通常練習午後の鬼ごっこの時間帯(午後1時半~)に行います。ユーチューブ等でも紹介されていますので、是非みておいてください。
    <例>
    1人で行う:すりすりトントン・1人じゃんけん・ウオーキング手足・ビハインドキャッチ・スクワットグリップキャッチ・マリオネットなど
    2人で行う:じゃんけん追いかけ・背中立ち・シャトル投げ背面・ボールパスなど
    3人で行う:ボール3人フォアバックラウンドなど
    3人以上で行う:ムカデタッチ・ボールリバウンド・セブントゥスリーなど

    2018年11月25日実施
    動画:すりすりトントン

     動画:ウオーキング手足

    動画:背面キャッチ

    動画:ラケットキャッチ

    動画:背面立ち

    動画:ビハインドキャッチ

    動画:ボール2個

    動画:赤青ダッシュ

    動画:ボールフォアバックラウンド

    2018年12月2日実施 動画あり
    ①すりすりトントン動画 ②グーちょきパー ③1人じゃんけん動画 ④クロスタッチ動画 ⑤マリオネット動画 ⑥シャトルロール動画 ⑦ビハインドキャッチ ⑧筒キャッチフォアバック動画 ⑨筒剣玉動画 ⑩筒打ちフォアバック動画 ⑪シャトルショットガン動画 ⑫2人追いかけあかあお たこたい ⑬小ムカデ動画 ⑭大ムカデ動画
    ※参加は10名でした。みんな実に楽しそうに行っていました。少し難しい課題で、頑張って練習すればできるようになるように設定することが大切です。講習会や本で勉強した内容を川崎ジュニア流に設定し直して実施しました。自宅や部活動での外練習などでぜひ活用してみてください。今後も1日練習の時には行って行きます。

    動画:すりすりトントン

    動画:1人じゃんけん

    動画:クロスタッチ

    動画:マリオネット

    動画:シャトルロール

    動画:筒キャッチフォア

    動画:筒キャッチバック

    動画:筒剣玉

    動画:ショットガン

    動画:小ムカデ

    動画:大ムカデ

    2019年3月31日 茨城遠征にて
    動画:ビハインドヒット

    動画:筒剣玉

    動画:ショットガン

    詳しくはその時の投稿をご覧ください

    2020年11月9日月曜日

    通常練習会 11月8日(日)報告 NEW!

      通常練習会が再開されて2回目になりました。今回は小杉小学校をお借りして練習をしました。診断テスト前と小学生の別の練習会と重なってしまったため、参加は新規会員2名を含めて8名で行いました。指導者は4名の参加でした。午前中は選手の参加が1名だったので、プライベートレッスン?のような練習会になりましたが、予定した練習をすることができました。以下報告します。by組長



    段階的指導法
     川崎ジュニアの基本的なスタンスがこの指導法になっています。目的の技術を身につけるための手段です。A:完成形を意識させて(試合での想定)B:それに必要な技術を追っていくC:最も基本な形から進んで段階的に行う手法です。
     いきなり完成形を行うのではなく、その選手集団に欠けている技術を考えて指導段階を決めます。今回は「動くとミスをすることが多くなる」選手を対象に行いました。
     基礎打ちをしている中で選手の課題を見つけます。

    完成形は「動きながら3点(234・321)ドロップをランダムで打つことができる」です。

    ①まずドロップが打てること。フットワークを確認して動けるようにする。②1歩2歩と動きを増やしていく。③ドロップ3点ノーマルを行う【動画】④ドロップ3点ランダム(完成形)を行う。ように指導をして行きました。
    【動画:3点ドロップ234ノーマル】

    ①②に関しては手投げで行いました。2からスタートしてストレート・クロスにドロップを打ちます。シャトルを投げる位置を1歩から2歩へと増やしていって2→3に移動できる足を作ります。



    ③のノーマルでラリーを切らないで出来るようになってからランダムを進みます。234が出来てから321に進みます。ラウンドの時の右足の動きを確認して、シャトルの下に入れるように指導しました。

    ランジ練習
     バドミントンで最も使うランジの指導を前回の強化練習会から再開しました。今回は「軸離し前横後」と前回も行った手のひらにシャトルを乗せて「前後 左軸・右軸」を行いました。床を蹴る力とバランスが乱れない筋力が必要です。従来行っていた「腰つぶし」のようにランジした体勢を維持するのではなく、動きを取り入れて行うことが大切だと考えます。

    ランジ前後 左軸



    【動画:ランジ 前中横後】

    【動画:ランジ 前後】

    基本を見直す練習
    その1:ドロップネットN  その2:ドロップネットR
    その3:スマッシュネットN その4:スマッシュネットR 各20本連続ミスなし
    ※今回は午前中選手が1名だったので、指導者の大学生にも入ってもらいました。30分ほど練習しました。ミスは中々なくらなくて苦労していました。その都度、指導者からアドバイスをもらい改善を目指していました。昼休みには出来なかったRやスマッシュをお願いして行っていました。その姿勢が大切です。
    【動画:DNN練習】

    クリアーの練習
    オールショートの練習を続けていたので、今回からはオールロングの練習を取り入れました。大きな返球をすることは試合ではとても必要な事ですが、まだ体ができていない小学生低学年の中学生にはフォームが乱れてしまい、安定した軌道のクリアーが打てません。そこでここでも「段階的指導法」で指導しました。

    その1:ゴムクリアー フォア・ラウンド・センター 20本ラリー
    高いハイクリアーには入れ替えて打ち返す。低いドリブンクリアーには右足後ろで、飛びついて打ち返す。
    その2:パターン練習 クリアー⇒ドロップ⇒ヘアピン・ロブ⇒スマッシュ⇒ヘアピン
    3セットノーミス
    その3:オールロング90秒保証 123 234各3セット 
    記録を取る ミス数×ジャンプ5回

    ※自分の動ける範囲にゴム鈴を設置して行いました。まだ安定した球が打てません。低い球に反応してジャンプできると良いです。【動画】を見て確認してください。
     またパターン練習ではノーミスが目標です。周りでカウントする人が声を出して、次のショットを連呼してあげると集中力が増してミスが減ります。
     オールロングでは記録の高低が激しくて序盤でミスをしてしまうと、それを引きずってしまいミスが増えてしまいないようにしたいです。

    【動画:ゴムクリアー指導】

    【動画:ゴムクリアーラウンド選手】

    【動画:ゴムクリアーセンター選手】

    【動画:パターン練習1】

    【動画:オールロング234】

    【動画:オールロング123】


    反省
    今回は参加していただきありがとうございました!午前中は新規会員1名でしたが、練習ができてよかったです。とても前向きでまじめな態度で参加してもらえました。保護者の協力もあり、スムーズに進行できました。午後から中学生が7名参加して少し活気がでてきました。この練習会で自分の課題を見つけて、所属の練習で改善できるとよいと思います。
     次回は来週15日(日)小杉小学校9時~15時です。奮ってご参加ください。by組長

    また、来年3月14日(日)9月に利用した「宮山スポーツプラザ」が9時~17時で確保できました。強化練習会として実施する予定です。
    会計報告
    前回まで ー44517円
    今回収入参加費 新規会員2名×500円+会員300円×6=2800円
    今回で  ー44517円+2800円= -41717円