あしたのためにその2…(←クリック)とは漫画の「あしたのジョー」(ちばてつや画)で少年鑑別所にいる主人公の「矢吹丈」に「丹下段平」が送った「ボクシング」についてのメモです。丹下がジョーを一流のボクサーに育てあげたいと思い送ったものです。始めジョーは破り捨ててしまうのですが、「あしためために」という文字が目にとまり、破片を拾い集めて読み、練習を始め徐々に習得していきます。今回はその2です。
今回は自分から君たちへの「あしたのために…」です。
そのテーマは…
その1:今やっておきたいトレーニング!
その2:過去の大会を観よう!
その3:道具を整備しよう!
以下つづく予定…
その2:過去の大会を観よう!
3つの試合を今回観てください。
①伝説の2-12 神奈川県総体2012女子団体戦準決勝
②2019ツアーファイナルズBS決勝 桃田VS GINTING
③2017世界選手権GS決勝 奥原VS PSARLA
①は動画②③はリンク先
練習が出来ない時、試合前の作戦を考えたり、勝つ気持ちを作る時には動画を観ることもよいと思います。日本代表クラスの試合も重要です。全日本総合などよく生徒を連れて観戦しに行きました。試合マナー、シャトルの受け渡し、戦術、技術の高さ…とても参考になります。
また、新人戦などベスト8まで終了して次の試合が持ち越される時には。よく保護者が次の対戦相手のビデオを撮ってくれました。対戦経験が無い相手にはとても有効でした。何度も観て相手の癖や弱点を見つけ試合に結びつけました。
今回紹介するのは「逆転ゲーム」と「一進一退」のゲームです。
①伝説の2-12 神奈川県総体2012女子団体戦準決勝
先輩の過去の試合を観て次の試合に臨むこともしました。まず最初に紹介するのは8年前に川崎市とどろきアリーナで行われた県総体女子団体戦準決勝です。勝てば関東大会決定!勝負の一番でした。当時毎月のように相模原の弥栄中と練習試合を重ねました。その集大成の試合でした。お互いエースシングルスを外してD1として対戦しました。シングルスは渡田が取ったので、早く始まったD1が勝負でした。しかし…
経験者の三年生と中学始めの二年生が組むダブルスは切り札でした。練習試合では勝つことが多かったです。しかし二年生がミスを繰り返し、三年生がカバー出来ずに1ゲーム目インターバルは2-11、さらに1点を失って2-12、なんと10点差がつき、それを逆転した試合です。その後「伝悦の2-12」として伝えてきました。何がそのことを起こさせたのか?観て感じ取ってください。試合はその後、2ゲーム目を14点で失い、ファイナルを16点で取り2-1で勝ちました。
その1(約5分)はインターバルまで、その2(約13分)はゲームオーバーまでです。今回、圧縮して処理できました。
【動画:伝悦の2-12 その1】
【動画:伝悦の2-12 その2】
次に紹介するのは昨年(2019年)のツアーファイナルズ男子シングルス決勝です。大本命の桃田選手が1ゲーム目を17点で失って、2ゲーム目17点で取って向かえたファイナルゲームです。しかし、この試合も5-11で負けてインターバル。さらに1点を失って5-12、7点差を逆転して勝った試合です。①と同じ観点で観てください。
ファイナル:1時間9分30秒~
さて、この2本で何を感じましたか?何がきっかけになったでしょうか?相手のペースで進んでいた試合が変わるのはなぜでしょうか?長いラリーを制する、長いラリーの後の短いラリーでのエース、でも自分のミス、相手のミス…目まぐるしく変わる展開の中に何かを見つけてください。
③2017世界選手権GS決勝 奥原VS PSARLA
最後の2017年世界選手権女子シングルス決勝 奥原VS PSARLAです。この試合は川崎ジュニアの通常練習会でも紹介しました。2ゲーム目のラスト1本,相手のゲームポイントになった時のラリーが1分20秒、「73回のラリー」でした。奥原選手はこのゲームを失いながらも、ファイナルゲームで勝利する粘りのプレーが観られます。こちらは「一進一退の展開」で進みます。ファイナルではも9オールから20オールまで取られては追いつく展開です。諦めずに最後の1本を奥原選手が取るのですが、なぜ取れたのでしょうか?それを考えてください。
その他にも「逆転ゲーム」「一進一退」「高校生VS中学生」など、自分のみたい動画を選んで今回、観ておきましょう!
また次回…by組長
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