2020年5月5日火曜日

あしたのために…その4<再開後の活動>

あしたのために…:その4
 あしたのためにその4…(←クリック)とは漫画の「あしたのジョー」(ちばてつや画)で少年鑑別所にいる主人公の「矢吹丈」「丹下段平」が送った「ボクシング」についてのメモです。丹下がジョーを一流のボクサーに育てあげたいと思い送ったものです。始めジョーは破り捨ててしまうのですが、「あしためために」という文字が目にとまり、破片を拾い集めて読み、練習を始め徐々に習得していきます。今回はその4です。


今回は自分から君たちへの「あしたのために…」です。







そのテーマは…
その1:今やっておきたいトレーニング!
その2:過去の大会を観よう!
その3:道具を整備しよう!
その4:部活動再開後の練習方法について
以下つづく予定…

その4:部活動再開後の練習方法について=私案=
 緊急事態宣言が5月31日まで延長されました。学校休校も長引き、毎日勉強や運動を自分たちだけでしなくてはならない状況です。しかし、収束後必ず部活動が再開し「平常の毎日」が必ずやってくると思います。その日のために今考えておきましょう。
3段階に分けて考えます。
第0期:部活動未再開時(現在) 
第1期:部活動再開時(再開後1ヶ月程度)
第2期:収束確認時(以前の平常時)

考えの基礎として4月23日付けの文科省発表の「学校再開等に関するQ&A」問い12、13(←クリック)を参考にします。

3密   ・換気の悪い:密閉
       ・近距離での会話や発声:密接
         ・多数が集まる:密集



これらのことを避けるようにして活動することが、第0期、第1期にはとても必要です。

第0期:部活動未再開時(現在)
 「体力維持」「バドミントン愛」が大切です。体力面は再開後の練習についていけず怪我の原因にもなります。「あしたのために…その1」で書いたようにトレーニングを毎日最低20分はするようにしましょう。
 川崎ジュニアで行っている①動的ストレッチ(MP)②チャイナステップ(CS)③シナジージャンプ(SJ)④ランジ(Range)⑤ドットトレーニング(DT)…自宅でできるトレーニングで大丈夫です。ランニングやステップ走、素振り、フットワークも必要ですが、マスクを屋外では着用するとか感染予防を必ずしてください。大切なのはやったことを記録しておくことです。ノートやカレンダーなどに内容を書いて継続的に行うことです。

 そして「バドミントン愛」も忘れずにいていてください。動画を見たり、道具の管理も必ずしておいてください。この時期の頑張りが再開後の活動を有意義なものに出来るかの鍵になります。

第1期:部活動再開時(再開後1ヶ月程度)
 学校休校が解除されて部活動も再開された時にどのようにして活動をすれば良いのかを県市教育委員会や中体連、ジュニア連盟、高体連、あるいは日本バドミントン協会等組織で活動の指針を出してもらいたいと考えています。バドミントンは「3密の環境」にある「体育館」での活動が主になります。活動自体できないくなる可能性もあります。

 再開後1ヶ月程度、収束宣言がでるまではこれから書くようなことに注意して活動することが必要と考えます。ここには自分の私案と他の指導者にうかがった内容を書きます。

環境について
 体育館自体が3密になることで、
「密集を防ぐ観点」
学校の部活動状況にもよりますが、体育館の面を分割せずに一つの部活動で使用する。
「密閉を防ぐ観点」
暗幕はしても、窓を開けて換気する。練習はマスクを着用して行う。
「密接を防ぐ観点」
練習は2交代3交代で密度を小さくする状態で行う。
水分補給のジャグなどは使用しない。

※消毒液を設置してシャトルや道具や手の消毒を行ってから活動する。ラケットの使い回しはしない。部室等で更衣をする場合は人数を制限して行う。道具を取りに行く場合は少ない人数で行う。選手・指導者は練習前には必ず検温をして記録する。健康状態に悪化の変化がある場合は参加しない。

練習内容について
①:ミーティング
指導者は生徒から距離をとり、簡潔に指示すること。生徒は2m程の距離を取る。円陣は行わない。

②:アップ・ランニング・ステップ走
アップやクールダウンはペアにならずに1人で行う。ランニングやステップ走は列を成して走ることを避けて間隔をあけるか、2月の講習会で習った「コートランニング」やその場で出来る「チャイナステップ」等にする。大きな声を出さないように注意して行う。

【動画:コートランニングその1】

【動画:コートランニングその2】

③:シャトル打ち
 基礎打ちはローテーションはせずに、できる限り同じ人と行うようにする。
コート内に人が「密集」しないように1面に3ペア(6名)程度で実施する。
人数の関係でシャトルを打てない生徒がでる場合は外や舞台でその間は練習をする。
2人が密接になる可能性があるダブルスの練習はできる限り避けて、シングルスの練習を主に行う。

④:トレーニング
2人ペアになって行う「腹筋」「背筋」などのトレーニングは1人で出来るようにして行う。
⑤:その他
練習内容を精選して、長時間にならないように注意する。1時間に1回程度休憩を入れて行う配慮が必要である。仮に休日等に3時間練習したとしても、1時間交替等で体育館・外・舞台など活動場所をローテーションして密集状態が無いように注意して行う。練習終了後には再度、手や道具の消毒をする。健康状態を常に留意して活動を行う。体育館使用が少なくなると思うので、外練習のメニューを充実させる。川崎ジュニアで行った「コーディネーション」「ゴムトレ」が有効な練習方法です。通常練習会の投稿をご覧ください。
【動画:コーディネーショントレーニング:その1】

【動画:コーディネーショントレーニング:その2】

【動画:ゴムトレ1】

【動画:ゴムトレ2】

 第2期:収束確認時(以前の平常時)
    国や地方公共団体から「収束宣言」が出た場合には、以前の平常時ような活動に戻して行えると思います。しかし、引き続き健康観察や消毒などは実施する必要があると考えます。感染第2派が来るとの話もあるので継続した対応が必要だと考えます。従って大会はこの第2期にならないと実施することが出来ないと考えています。



 各学校・ジュニアクラブでの個々対応だけでなく、組織からの「活動の指針」をだして欲しいと思っています。バドミントン競技を守るために、みんなで考えて活動再開時に慌てないように考えて周知する必要があると思うので提案しました。
ご意見をお寄せください。by組長
matsuo-gumi241v2013@ezweb.ne.jp

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