2019年11月5日火曜日

神奈川県中学校バドミントン部顧問・指導者養成講座その1

<ねらい>
 今日の中学校部活動における、バドミントン指導を適切に行うために神奈川県内の中学校バドミントン部指導者に対して、県内外のベテランの指導者や専門家に講義や実技指導を依頼して、日常の部活動指導にいかせるような養成講座として平成27年の講座に引き続き第2弾として行います。
 今回は他県の指導者に幅広く講座を持っていただけるようにお願いしています。
 なお、この講習会は神奈川県中体連バドミントン専門部にお願いして発起人が行うものです。中体連が主催して行うものではありません

茗渓学園の黒澤先生から講義でお話しのあったDVDが送られてきました。複製を作るのはできないので、内容を書きますので希望があれば貸し出しします。(1~2週間)メールやラインで必要な№をお知らせください。(12/14)
 
 
№31:小中学生担がない打ち方~腕と脚の協調性
№32:大学生のデモンストレーション シャドウバド・ノック・デフェンス練習
№35:スマッシュ&ドライブ 2:3 2:1 ダブルスにおけるフォアハンド肘の使い方
№42:軸足を上手く使う(SSC)柔軟性の計測 動的ストレッチ ランジ 
      シナジージャンプ CS
№43:軸足を使っての移動 軸足を使ってのリカバリー 軸足の膝の沈み
№47:課題の把握 基本練習
№60:トレーニング ノック(ダブルス・シングルス)
№71:各種トレーニング(HIIT) ドローイン体幹トレ 肩甲骨、肘の位置 
     ラケットスイングの加速
№72:左足連続ステップ 4点移動 プレースメント 
     方向転換とレシーブの質の向上 戦術意識
 



 11月4日(月)に川崎市幸スポーツセンターに茨城県市立茗渓学園中学校
バドミントン部顧問黒澤紀久先生をお招きし表記の養成講座を開催しました。

 顧問・指導者が24名、選手が38名で行いました。午前中は講義と話し合
いを研修室で行い、午後は実技指導をしていただきました。午後4時に終了
後も熱心に講師の先生に質問する方の列が絶えませんでした。
その報告書を掲載します

<午 前>9時30分~12時20分
神奈川県・茨城県の「強化の方策」について比較検討しました。他県の強化策や
年間計画を知ることはとても大切なことだと思います。講義になかでもでましたが、
県の規模の違いなどで一概に同じことはできないとは思いますが、神奈川に取り
入れたいことがたくさん出て来ました。
【茨城県の強化の方策について】
・指導者講習会の多さ 小中高大との連携がすばらしい
・毎月のように試合があり、目標が立てやすい
・審判講習会が何回も開催される
・初心者1年生大会がある
・9月10月に新人戦が入っていること、11月から強化事業に入れるところ
・組織ぐるみで強化にあたっていること

【質問】
・指導者講習会⇒
競技力向上の柱に「指導者の育成」を考えている。バドミントンを「科学する視点」
を持つ指導者の育成。小中高大の相互補完し合う指導体制の構築 組織力の
結束 「茨城バドミントンコーチワーキングショップ:IBCWの力」
・初心者大会の開催⇒
小学生段階で日バの登録を持たない生徒対象に行う
・北関東大会について⇒
歴史的は青森県と栃木県の練習試合から始まった。現在は茨城・群馬・栃木で
持ち回り開催
・冬の公式戦⇒
県で新人戦の日程が全種目共通で決まっている。12月の関東オープン後が
2年生は公式戦がない。トレーニング時期が作れる。
・トレーニングについて⇒
冬場は700kmを走る。壁打ち20分間。カバー付きショットなど。常に「記録と比較」、
そして「評価」をすることが大切。伸び率も評価する。全県的な取り組みにして、競わせる。
・強化リーグ⇒
県ベスト4:1部リーグ エイト:2部リーグ 3部は各地区単位で行っている。
その結果が各地で行っているオープン大会等の選考会になる
・その他⇒
保護者対応、父母会の開催、土日の練習時間(平日は6時下校)、県合宿の有無など
<午 後>実技指導 13時20分~16時 最終17時終了
動き方の指導
・大きな動きを取り入れる
・フットワークの指導 規則的な動きから始めて、工夫して行う。
・サイドアレーへのノック
・2点決めシングルス
・ダブルスの戦術指導 ストレート球への対応 クロス球への対応 
   ロングサーブからのラリー前衛の動きが大切
【動画:動き方の指導1】
 
【動画:動き方の指導2
【動画:動き方の指導4】
 
【動画:パターン練習
 
【動画:ダブルスの指導1

【動画:ダブルスの指導2
 
トレーニング指導
・身近にあるものを使う IBCW みんな考えてで工夫して共有する
今回はネットの上に張るロープ、シャトル筒、キャップや椅子を使ったトレーニング、
ラグビーボルーを使ったコーディネーションを紹介していただきました。

 
【動画:IBCW1】
 
【動画:IBCW2】
 
【動画:IBCW3】
<反省>
 参加された方の熱意と、それに答えていただいた講師の方のお陰で養成講座が
終了しました。ありがとうございました。 進行がうまくいかずに時間不足になって
しまいすみませんでした。
 次回は来年2月8日(土)千葉県西部台千葉中学校の髙瀨秀雄先生にお願い
してあります。今回参加された方で次回不参加の場合はご連絡ください。内容
についてのご要望があれば連絡ください。また、新規に参加されたい方をご存じ
でしたらご連絡ください。
 基礎的な練習方法や部活運営の考え方等を知りたい方は川崎ジュニアバドミ
ントンクラブの通常練習会等に参加してください。by組長
次回令和2年2月8日(土)
会場は横浜市立鶴見中学校に決まりました。
詳細につきましては来年1月に報告します。
(11/8)
 



 
今回会計報告
収入 指導者24名:24000円 選手:38名:19000円 合計43000円
支出 体育館使用料 38930円 シャトル代 5600円 合計44530円 
収支 -1530円

日程です

午前中の講義の中で話し合いを行います。
日頃疑問に思っていることがあれば用意しておいてください。
また、午後の実技講習で知りたいことを午前中の講義の最後に聞きます
アップの方法、基礎練習方法、シングルスダブルスの練習方法、戦術など
なんでも大丈夫です

持ち物:バドミントン用具・昼食・タオル着替え等
参加費:顧問・指導者1000円
選手500円
<対象顧問・外部指導者>
・指導歴が10年以内の神奈川県内バドミントン部顧問教員もしくは外部指導者。
・現在はバドミントン部顧問ではないが、競技経験があり将来的にバドミントン部
 顧問を希望している教員もしくは外部指導者。
・現在有望な選手を有していて、指導に対して情報が欲しいと思っているバドミン
  トン部顧問もしくは外部指導者。
・神奈川県中体連バドミントン専門部役員。

※可能なら継続的に参加できる方にお願いしたい。
※初回および2回目は日程や場所を決めてあるが、3回目以降は2ヶ月に1回程度
 日程を調整して、年間6回程度実施する予定です。 以下に要項と申込書を掲載します。